2007年1月5日金曜日

地上波デジタル放送について

デジタル放送のTV番組を見るようになって、はや2年位になります。確かに、宣伝通りに画質は奇麗なんだけど、不満な点が何点かあります。
1.アスペクト7:3の番組が少ない。
2.放送局の都合で勝手にデータモードにされる。
3.チャンネルの切り替えが遅い
というものです。
 1.のアスペクトに関しては、初回放送が7:3なのに再放送では6:4しかなかったりします。しかも、アスペクトの制御信号を放送局が送るので、TV側の機能でも比率を変更することができません。使い難いったらありゃしない。極論すると、放送局が見せてあげるんだから、視聴者は俺らが指定した比率で見ろと押しつけているかのようです。TV側の機能で無視することもできると思うけど、販売するための認証が通らないのでしょうね。きっと。TVという機器の値段を押し上げていると思うんだけど。
 2.勝手にデータモードにしてくれた放送局が、MBSとNHKでありました。非常にウザッタイ出来事でした。自分でTVを操作していないのに、データ放送受信モード(リモコンのデータボタン)に切り替わるんですね。最初に気がついたときに、アレ?と思ったんだど。繰り返し切り替わるので、これは放送局が勝手に制御信号を流していると気がつきました。放送局側とTVメーカーに苦情を当り前のこととして言いました。放送局側の電話の対応者は、そんなことができるんですか?と驚いていましたが、お前らがやったんだろうが。てなもんです。TVの所有者は誰なんでしょうね?技術的にできるからといって、やっていいとは限りません。
3.チャンネル切り替えが遅いのは、現時点ではしょうがないのでしょう。TV側の機能が向上すれば、もう少し早くなるかも知れません。

皆さん、B-CASカードってご存知ですか。デジタル放送を視聴するのに必須のカードなんですが、これって貸与なんですね。しかも契約として物議を醸しているシュリンクラップ契約(袋を破くと契約したっていうやつです)なんですね。B-CASカードを管理している株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズなんですが、この会社は放送局や家電メーカが出資して設立した会社です。
 この会社の一番の問題と私が考えるのは、B-CASを契約した視聴者の個人情報がこの一社に集まっているという点です。日本全国の契約者情報ですよ。住民基本台帳ネットワークにおける個人情報の扱いで色々な議論があったと思います。ですが、住基ネットと同じと言わないけれど匹敵する位の個人情報を一つの企業が握るというのは、非常に問題だと思いませんか? どうして、誰も問題提起しなかったんだろう?と私は考えます。もっと、安全性に関して議論すべきだと思うんですね。
TV局からの個人情報漏洩事故が過去にありました。この漏洩した個人情報のかなりの部分が、このB-CAS社からTV局側に渡ったものと思われます。何故なら、B-CAS社に登録する個人情報が、既定ではTV局へ通知しても良いとなっているからです。皆さんもご存じでしたでしょうか。これが、シュリンクラップ契約なるものをTVなどの家電製品と一緒に配布した成果と言えるのでは、ないでしょうか。
私の場合は、TV局への通知は「いいえ」にしましたけど。このB-CAS社に対する登録は、CATV経由の視聴の場合は必須なんです。自分で購入したTVの場合は任意ですけど。設置にきた人たちは、口を揃えて登録してくださいというが待ち構えています。
 さあ、皆さんならどうしますます? ご家族ならどうされますか?

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